スウェーデンの乗用車大手ボルボ・カーズは14日、オッドガード・アンダーソン氏が11月1日から自動運転(AD)ソフトウエア開発企業のゼンスアクト(Zenseact)の最高経営責任者(CEO)に就任すると発表した。同氏は前職でボルボ・カーズの最高デジタル責任者(CDO)として自動運転技術を含むソフトウエア開発を統括していた。今後は新会社において高速道路における自動運転機能「ハイウェイ・パイロット」などを搭載した次世代プラットフォーム「スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャー2(SPA2)」を開発していく。
ゼンスアクトは、スウェーデンの自動車安全システム大手オートリブから分社化した電子部品大手ヴィオニアとボルボとの合弁会社、ゼニュイティーが先進運転支援システム(ADAS)とAD事業を分割した後、ボルボがAD事業を引き継いで立ち上げた新会社。従業員は約600人で、スウェーデンのヨーテボリと中国の上海に拠点を持つ。