商用車大手ボルボ、7-9月は33.7%の減益に

スウェーデン商用車大手のボルボグループが16日発表した今年7-9月期(第3四半期)決算の営業利益は72億1,700万クローナ(約6億9,590万ユーロ)にとどまり、前年同期から33.7%減少した。コロナ禍からの回復は進んでいるものの、前期(4-6月期)の受注低迷が響いた。売上高は同16%減の769億クローナ。営業利益率は11%から9.4%に低下した。

部門別にみると、主力のトラック事業で売上高が26%減の477億4,000万クローナ、営業利益は40%減の45億2,000万クローナに落ち込んだのをはじめ、建設機械事業(売上高:2%減の176億1,900万クローナ、営業利益:10%減の19億6,300万クローナ)、バス事業(売上高:39%減の46億5,400万クローナ、営業利益:30%減の2億4,000万クローナ)といずれも減収減益となった。エンジン事業(ボルボ・ペンタ、売上高:3%減の30億6,200万クローナ)は営業利益が43%増の5億7,000万クローナとなり、唯一拡大した。

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