独工業団地、燃料電池電車用の水素ステーション建設

独ヘッセン州フランクフルトのヘキストにある工業団地でこのほど、燃料電池電車用の水素ステーションの鍬入れ式が行われた。ヘッセン州のライン・マイン地域交通事業団(RMV)は2022年12月から旅客用の燃料電池電車の運行を開始する予定。燃料電池電車の導入により、気候保護目標の達成に寄与するとともに、公共旅客交通の魅力を高め、自動車からの乗り換えを促す。

鍬入れ式には、同プロジェクトを資金支援するヘッセン州、RMV、仏鉄道車両大のアルストム、ヘキストの工業団地運営会社インフラサーブ・ヘキストの代表が参加した。

アルストムはRMVに燃料電池電車27車両を供給する。当該車両の航続距離は最大1,000キロメートル。一回の水素のフル充填で全日運行ができる。インフラサーブ・ヘキストは水素ステーションを運営する。

RMVは、4路線(RB11、RB12、RB15、RB16)で燃料電池電車を運行する計画。高架線が整備されていない地域で運行されているディーゼル車に代わる電車として燃料電池電車を導入する。

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