独自動車部品大手のコンチネンタルは10月21日、システムサプライヤーの独アフト・オートモティブとの合弁会社ジョインプラス(JoinPlas)が開発した熱管理用のモジュラー式カップリングシステムが、ミュンヘンで開催された自動運転車と電気自動車(EV)の国際見本市「eMOVE 360°ハイブリッド」において「マテリアリカ賞」を受賞したと発表した。従来品よりも軽量化することで、EVおよびハイブリッド車(HV)でバッテリーシステムの熱管理を最適化できる点が評価された。
ジョインプラスのカップリングはポリプロピレン製で、従来品より材料を15%削減した。モジュラー式で、ホースの接続角度を自在に調節できるため、以前は車のタイプごとに必要となっていた射出成型金型などの専用設計を不要とし、自動車メーカーによる柔軟な活用を可能にしている。製品は通常仕様に加え温度センサー付きの2タイプを設定。システムをスリム化したことで流体の圧力損失を最小限に抑えられるほか、コンパクトな配管が可能になり、全体的に性能が向上する。