独自動車部品大手のコンチネンタルは10月27日、センサー技術を開発する米カリフォルニア州ダブリンのAEyeに資本参加すると発表した。AEyeへの出資により、運転支援システムや自動運転技術における競争力を強化する。
AEyeは長距離の検知が可能なライダー(LiDAR)技術を保有している。コンチネンタルはAEyeの技術を乗用車およびトラック向けに量産化する計画。2024年末に最初の量産を開始する見通し。
ライダーセンサーは、レーザー光を照射して周辺の物体を検知する技術。AEyeのライダーは、300メートル以上離れた車両や、200メートル以上離れている歩行者を検知することができる。また、例えば、レンガのような小さくて反射光の弱い物体でも最大160メートルの距離まで検知することができる。
コンチネンタルはすでに、近距離のライダー技術を保有している。2020年末には、大手自動車メーカーが世界市場で販売する高級車に、コンチネンタルの近距離用ライダー技術が搭載される予定。