独コンチネンタル、ニコライ・ゼッツアー氏が新社長に就任

独自動車部品大手のコンチネンタルは12日、ニコライ・ゼッツアー氏(49)が2020年12月1日付で新社長に就任すると発表した。任期は2020年12月1日から2024年3月まで。現行のエルマー・デーゲンハルト社長(61)は、健康上の理由から2020年11月30日付で辞任する。

コンチネンタルのヴォルフガング・ライツル監査役会会長は今回の人事について、「コンチネンタルは、持続可能な未来のモビリティの基盤を自動車メーカーと共に形成するテクノロジー・ソフトウエアカンパニーへの転換を進めている。監査役会は、ニコライ・ゼッツアー氏に全幅の信頼を寄せており、この転換をさらに推し進め、成功に導くと確信している」とコメントした。

ゼッツアー氏は、ドイツとフランスでエンジニアリングマネジメントを専攻し、1997年にコンチネンタルに入社した。同社に23年勤務しており、自動車事業やタイヤ事業で豊富な国際経験を持つ。

ゼッツアー氏は、2009年8月からコンチネンタルの取締役を務めている。2011年8月にはタイヤ部門の責任者、2015年5月には兼任業務としてグループの購買部門の責任者に就任した。2019年4月には、オートモーティブ・グループに異動となり、新設された「オートモーティブ役員会の代表」として、オートモーティブ事業分野の事業戦略統一の責任者に就いた。ゼッツアー氏は、新社長に就任後もオートモーティブ役員会の代表を兼任する。これに伴い2020年12月1日から持ち株会社コンチネンタルの取締役会のメンバーは、9人から8人に減少する。

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