フィンランドのタイヤ大手ノキアンタイヤズは19日、商用車向けオールシーズンタイヤ「Eトラック」シリーズに、中型トラック用の19.5のタイヤサイズを加えたと発表した。8月に発売した17.5サイズに続くもので、主に都市部や地域内の輸送を担う12~16トン・トラックの使用を想定する。
「Eトラック」シリーズは、細かなハンドリング操作など都市交通輸送における課題に配慮して開発された。従来製品が持つ堅牢さに加え、最新のトレッドパターンと耐摩耗性に優れる特別なゴムコンパウンドを組み合わせている。オールシーズンタイヤの規格である「スリーピークマウンテン・スノーフレークマーク(3PMSF)」に準拠している。
今回の新製品では、操舵軸用タイヤの「Eトラック・ステア19.5」はトレッドパターンに5リブパターンを採用。ジグザグ型の溝の幅を広く取ることにより小石をかまないようにした。駆動軸用タイヤの「Eトラック・ドライブ19.5」は千鳥格子状のパターンを採用し、高い静粛性を実現している。