ボルボ・グループ、自動運転技術の米オーロラと戦略提携

スウェーデン商用車大手ボルボ・グループは3月30日、自動運転部門のボルボ・オートノーマス・ソリューションズが、自動運転技術開発の米新興企業オーロラ・イノベーションと長期戦略提携を結んだと発表した。高速道路を走行できる自動運転トラックの商用化が目的。まずは北米地域の顧客向けに拠点間輸送(ハブ・ツー・ハブ)のサービスを提供していく。

ボルボのトラックに、オーロラの包括的な自動運転ソリューション「オーロラ・ドライバー」を搭載する。同ソリューションは自動運転ソフトおよびハードウエア、各種センサー、データプラットフォームなどからなり、人やモノの安全な輸送を第一に設計されている。

提携では、同ソリューションの統合に加え、輸送の最適化を通じて利用者の利便性を高めるビジネスモデル「サービスとしての輸送」(Transport as a Service)の開発強化に主眼を置く。オートノーマス・ソリューションズのニルス・イェーガー事業部長は「今回の提携は『サービスとしての輸送』という目標に向けた重要な第一歩であり、北米における商用利用が可能な自動運転拠点間輸送サービスの提供を加速することになる」と述べた。

ボルボによると、米エヌビディアなどとの技術提携も継続していく。

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