ボルボ・カーズ、吉利傘下のECARXとインフォシステム開発で合弁
スウェーデン乗用車大手のボルボ・カーズは3月23日、中国自動車大手・浙江吉利控股集団傘下の技術開発企業ECARX(億 通科技)とインフォテインメントシステムのプラットフォーム開発の合弁会社を設立すると発表した。最先端のプラットフォームの開発と商品化が目的。合弁により、技術開発のスピードアップと、コスト効率の改善が見込まれる。
ボルボ・カーズは2017年から米グーグルと車載OS「アンドロイド・オートモーティブ」の開発で協力しており、20年に同OSをベースとするインフォテインメントシステムを同社およびポールスターのモデルに導入した。新会社はこのシステムのプラットフォーム開発協力を継続・拡大する。吉利グループと関連ブランドが利用できるようにするほか、ECARXを通じて外部の企業にも提供する方針だ。
新会社はスウェーデンのヨーテボリに本社を置き、当初は従業員約100人でスタートする。今年第3四半期(7-9月期)から事業を開始する予定。