蘭トムトム、自動車メーカー向けにクラウド標準のナビを新開発

オランダのデジタル地図サービス大手トムトムは3月25日、自動車メーカー向けの最新ナビゲーションシステム「トムトム・ナビゲーション・フォー・オートモーティブ」を開発したと発表した。同システムはクラウド標準の組み込み(インダッシュ)型のナビで、オン・オフラインの両方で機能するのが特徴。車種や地域を問わず導入できる。また、内燃エンジン車と電動車の双方に対応する。

新システムは超高速でのルート検索や最新版の地図が利用できるほか、通信が途絶する状況においては車載ソフトウエアと地図機能に自動的に切り替わる。ターンバイターンや各種の重要な情報も、インパネやヘッドアップディスプレイ、同乗者用ディスプレイなど異なる画面装置に適切なサイズと縦横比で表示できる。アマゾンのバーチャルアシスタントAI技術「アレクサ」を使って音声操作もできる。

車載センサーと統合することで、給油や充電の必要性についてもドライバーに通知する。特に電気自動車(EV)のバッテリー残量が目的地までもたない場合、経路上にある到達可能な充電ポイントの位置や料金比較を表示する。

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