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2021/4/30

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VW、中国で3番目のEV工場の建設開始

この記事の要約

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は4月27日、中国の安徽省で電気自動車用のモジュール式プラットフォーム「MEB」をベースにした電気自動車を生産する新工場の建設を開始したと発表した。同工場は、VWと中国の自動車メー […]

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は4月27日、中国の安徽省で電気自動車用のモジュール式プラットフォーム「MEB」をベースにした電気自動車を生産する新工場の建設を開始したと発表した。同工場は、VWと中国の自動車メーカー、安徽江淮汽車(JAC)との合弁会社フォルクスワーゲン安徽(VW安徽)の工場で、2022年半ばまでに完成し、2023年下半期(7~12月)に生産を開始する予定。

VWは現在、中国の安亭鎮と仏山市の2工場で「MEB」をベースにした電気自動車を生産しており、VW安徽の工場は中国で3カ所目のMEB工場となる。また、安徽の新工場は、操業開始当初から、再生可能エネルギーで運営する計画。

既存の2工場のうち、安亭鎮工場はVWと上汽集団(SAIC)との合弁会社である上汽大衆汽車(SAIC VW)が、仏山市の工場は、VWと第一汽車(FAW)との合弁会社である一汽大衆(FAW VW)が運営している。

VW安徽のMEB工場の従業員数は2025年までに約500人となる予定。このうち大部分は、研究・開発分野に従事する。また、VW安徽の製品は、より若い年齢層をターゲットとする計画で、品質、安全性、安定した残存価値に加え、若々しいエモーショナルなデザインの電気自動車を特徴とする。

VWグループは2025年までに中国における新エネルギー車(NEV)の出荷台数で年150万台を目指している。

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