仏ルノーと西イベルドローラが提携、CO2排出量削減で

仏自動車大手のルノーと西エネルギー大手のイベルドローラは4月29日、ルノーのスペインとポルトガル事業における二酸化炭素(CO2)の排出削減に向けて戦略提携したと発表した。イベルドローラはルノー工場への再生可能電力の供給やエネルギー効率の最適化、廃バッテリーの2次利用などにおいてルノーの掲げる排出量削減の目標達成を支援していく。

提携にはルノーのスペイン工場における3年間の再可エネ購入契約(PPA)が含まれる。これによりスペイン工場では電力需要の100%を再可エネで賄うことになる。提携ではこのほか、◇工場における太陽光発電や風力発電の導入◇エネルギー効率化に向けたビッグデータの活用◇電動車の廃バッテリーを蓄電設備として再利用――などの取り組みを推進するとしている。

ルノーは最新の経営戦略「ルノーリューション(Renaultion)」で、2030年までに全世界の工場でCO2排出量を50%削減する目標を掲げている。

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