仏ヴァレオ、印電動三輪車メーカーにパワートレイン供給

仏自動車部品大手のヴァレオは2日、インド複合企業アングリアン・オメガグループ傘下の電動三輪車メーカー、オメガ・セイキ・モビリティ(OSM)と電動パワートレイン供給に関する覚書を交わしたと発表した。OSMの三輪貨物車「RAGE」と「RAGE+」に、モーターとインバーター、減速機からなる48ボルトのパワートレインと制御装置を供給する。OSMの市場シェア拡大に向けた技術支援や、OSMの次期モデルの開発でも協力する。

OSM向けの部品はヴァレオがインド中西部マハーラーシュトラ州のプネーに持つ工場で生産する。ヴァレオ・インドのジャクマール・G会長は、「電動パワートレインを小型モビリティに組み込み込みたいとするOSMのユニークなニーズにヴァレオは技術的に十分対応できる。OSMが持つインド製造業の知見と当社の高い技術を組み合わせることで、急速に成長する電動小型モビリティのセグメントで成功を手にできる」と述べた。

OMSはニューデリー近郊に製造拠点を持つ。2020年に同国初となる電動三輪車を発売した。

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