蘭トムトム、eホライズン用の最新ソフト製品をリリース

オランダのデジタル地図サービス大手トムトムは7日、道路の先の状況を予測して情報を伝えるエレクトリック・ホライズン(eホライズン)システム用の最新ソフトウエア製品「トムトム・バーチャル・ホライズン」をリリースすると発表した。デジタル地図と先進運転支援システム(ADAS)の機能を当該ソフトがつなぐことで、道路の先の状況を見越した安全な運転が可能になる。ソフトは自動運転車と非自動運転車の双方に向けて設計されており、特に自動運転車では車両の「意思決定」を支援する役割を担う。

バーチャル・ホライズンは、トムトムのADAS向け地図製品「ADASマップ」に含まれる制限速度や交通標識、勾配、カーブ、車線情報などをもとに道路の先の様子を予測し、実用的な情報に変換して車両のADAS機能が適切に動作できるようにする。ソフトはトムトムのADAS向け地図製品「ADASマップ」と事前に統合されており、自動車メーカーに対してオールインワンのサービスとして提供される。

同製品は欧州連合(EU)のISA(自動速度制御装置)の性能基準に準拠している。

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