スウェーデンのトラック大手ボルボ・トラックスは10月6日、デンマークの海運・物流大手DFDSから電気トラック「FMエレクトリック」100台を受注したと発表した。ボルボにとっては過去最大の商用受注となる。納車は、2022年第4四半期に開始し、2023年に終える予定。DFDSは「FMエレクトリック」を欧州における短距離および長距離の輸送業務に投入する。
「FMエレクトリック」は総重量が44トン、航続距離は最大300キロメートル。各トラックには交流(AC)充電器が装備されており、夜間に車庫で充電することができる。稼働中には、直流(DC)の急速充電器で短時間で充電することもできる。
ボルボ・トラックスは2019年に電気トラックの量産を開始した。現在は、北米で販売する「VNR」を含め電気トラック6モデルをラインアップしている。
DFDS(本社:コペンハーゲン)は、欧州および周辺地域でフェリーや輸送サービスを提供している。売上高は190億デンマーククローネ、従業員数は約1万人。世界20カ国以上に拠点を持つ。