スウェーデン商用車大手のボルボ・グループは9月28日、自動運転部門のボルボ・オートノーマス・ソリューションズと米自動運転技術開発企業オーロラ・イノベーションが高速道路を走行できるクラス8の大型自動運転トラックのプロトタイプを共同で開発したと発表した。北米市場向けのフラッグシップモデル「VNL」をベースとしている。同地域における自動運転トラックの実用化と輸送の最適化を通して利用者の利便性を高めるビジネスモデル「サービスとしての輸送」(Transport as a Service)の確立に向けて大きく前進する。
「VNL」の自動運転モデルにはオーロラの包括的な自動運転ソリューション「オーロラ・ドライバー」が搭載されている。自動運転における安全性は、すでに「VNL」に導入されているパワーステアリング機能「ボルボ・ダイナミックステアリング(VDS)」や自動変速機「I Shift」などの運転支援システムによって技術的に確立されている。
ボルボとオーロラは今後、北米地域の顧客向けに拠点間(ハブ・ツー・ハブ)の輸送サービスを提供するため、自動運転トラック「VNL」の試験運用を重ねていく。