欧州自動車産業情報、メーカーの動向、最新技術の情報を配信

2022/2/18

企業情報 - 部品メーカー

BASFとヘレウス、中国に貴金属リサイクルの合弁設立

この記事の要約

ドイツの化学大手BASFと貴金属大手のヘレウスは11日、貴金属をリサイクルする合弁会社を折半出資で中国に設立する計画を発表した。使用済みの自動車触媒から貴金属を回収し、ハイテク産業で再利用できるようにする。合弁会社は、当 […]

ドイツの化学大手BASFと貴金属大手のヘレウスは11日、貴金属をリサイクルする合弁会社を折半出資で中国に設立する計画を発表した。使用済みの自動車触媒から貴金属を回収し、ハイテク産業で再利用できるようにする。合弁会社は、当局の認可を得て、2022年第1四半期に設立する予定。2022年に建設を開始し、2023年に操業を開始する見通し。

新合弁会社BASFへレウス(チャイナ)メタル・リソースは、中国の平湖市に本社を置く。従業員数は100人を予定している。

中国は、プラチナ、パラジウム、ロジウムなどのプラチナグループメタル(PGM)を主に輸入している。合弁会社は、例えばプラチナを自動車用触媒から回収し、再利用できるようにする。リサイクルした貴金属は、自動車、化学、電子機器、水素生成向けの製品などに使用することができる。また、リサイクルでは、通常の製造方法と比べてCO2排出量を最大90%削減することができる。

COMPANY |
CATEGORY |
KEYWORDS |