独インフィニオン、マレーシアに新工場建設

独半導体大手のインフィニオンは17日、マレーシアのクリムに新たなパワー半導体工場を建設する計画を発表した。同社にとってマレーシアで3番目の工場となる。投資は20億ユーロ以上。6月に建設を開始し、2024年夏に設備の導入を開始する。最初の製品は2024年下半期に生産を開始する予定。同工場では従業員900人の雇用を計画している。

新工場では、炭化ケイ素(SiC)および窒化ガリウム(CaN)をベースにした製品を生産する計画。新工場の売上高は、フル稼働体制で20億ユーロを見込んでいる。

同社はマレーシアの既存の2工場で200ミリメートルウエハーの半導体を製造している。新工場では300ミリメートルの半導体を製造し、ドイツのフィラッハとドレスデンにある工場の300ミリメートルの半導体製造を補完する。

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