EU航空当局の欧州航空安全局(EASA)と保健当局の欧州疾病予防管理センター(ECDC)は11日、域内の空港、機内でのマスク着用を義務化するよう求める勧告を16日に解除すると発表した。新型コロナウイルス感染防止策として続けてきたが、ワクチン接種が進み、域内各国で行動規制が緩和されていることから義務化は不要と判断した。
16日以降は機内での乗員、乗客によるマスク着用は各航空会社の判断に委ねられる。ECDCは出発地または目的地の国・地域で公共交通機関でのマスク着用が義務化されている場合は、当該便でマスクを着用するよう勧告。また、新型コロナに感染すれば重症化のリスクがある人については、引き続き着用するよう促している。
EUではコロナ関連の規制が緩和されつつあり、フランスでは16日から公共交通機関でのマスク着用義務が解除されることになっている。