中国のバッテリー・自動車メーカーである比亜迪汽車(BYD)は5月27日、英国のバス大手アレクサンダー・デニス(ADL)と提携し、スコットランドのアバディーン市にダブルデッカー(二階建て)電気バス「Enviro400 EV」を22台納入したと発表した。これにより、2015年の提携以降に両社が納入した電気バスは合計1,000台になる。
納入した電気バスはADLの「Enviro400」をベースとする。アバディーン市でバス運行サービスを提供するステージコーチ・ブルーバードも同モデルを13台追加発注する予定。今回の電気バス調達はスコットランド州政府のゼロエミッション・バス導入の枠組みを通して資金援助を受けている。
BYDとADLは「Enviro400 EV」のほか、シングルデッカーの「Enviro200 EV」も手掛ける。両電気バスモデルの需要は急拡大しており、500台の納入数に達するまで5年かかったが、その後わずか1年で1,000台の大台をクリアした。