ノルウェーのコングスバーグ、カップリングとFTSの両部門を統合

ノルウェー自動車部品大手のコングスバーグ・オートモーティブ(KA)は2日、同社の流体移送システム(FTS)部門とカップリング部門を統合し、新たに「フロー制御システム(Flow Control Systems)」部門(FCS)を立ち上げると発表した。2024/25年度までに二桁増益を目指す目標に沿ったもので、事業を再編して製品ポートフォリオの刷新を図る。今年10月の統合完了を見込む。

FCSでは両部門の持つ経験と技術を組み合わせ、乗用車用熱管理システムやエアサスペンションシステムなどに注力する。統合により生産プロセスの効率化やコストの最適化、製品開発の強化、顧客企業の製品の付加価値向上などを通して競争力を高めることができるとしている。

同社のFTS部門は自動車産業をはじめ様々な産業分野にPTFEホースやホース部品を提供している。カップリング部門は商用車向け圧縮空気カップリングシステムで業界トップの地位にある。

FCSの立ち上げを通して同社は、2025年までに約4億ユーロの売上達成を目指している。

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