スウェーデンのスカニア、アクセル・ジョンソンの電化の取り組みを支援

スウェーデン商用車大手のスカニアは3月31日、物流サービス大手のアクセル・ジョンソングループの電動化事業で協力していると発表した。同グループのトラックフリートから収集したデータに自社の知見を組み合わせ、フリートの電動化と持続可能な輸送サービスへの移行を支援する。

アクセル・ジョンソンは現在、グループ全体でグリーンエネルギーとバッテリー電気自動車(BEV)の試験運用を行っている。スカニアはすでに、同グループの食品小売り大手アクスフード(Axfood)傘下の物流企業ダガブ(Dagab)に電動トラックとプラグインハイブリッド(PHV)トラックを供給しているほか、レストラン向け卸販売大手マーティン・アンド・サーベラ(Martin & Servera)の重量物輸送の電動化にも取り組んでいる。

物流フリートの電動化では実用性と費用対効果の検証が必要となる。スカニアは全世界で60万台以上稼働する自社のコネクテッド車両から収集したビッグデータをベースに、電動化の事業モデルと分析ツールをアクセル・ジョンソンに提供。最も経済的で実行可能な方法でフリートの電動化事業を支援している。

アクセル・ジョンソングループはスウェーデンの商品物流の大半を担っている。同グループとの提携により、スカニアは大きな付加価値を生み出せると期待している。

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