ノルウェー自動車部品大手のコングスベルグ・オートモーティブ(以下、KA)は3月29日、ポーランド中部のブジェシチ・クヤフスキに建設した新工場を正式に開設した。同工場では、乗用車および商用車向けのフロー・コントロール・システム(FCS)製品を生産する。
KAは、新工場の開設により、約300人の新規雇用を創出した。同工場では、燃料分配パイプとサスペンション・チューブを生産するほか、近い将来、バッテリー冷却チューブ・アセンブリの生産も加わる予定。
ブジェシチ・クヤフスキは、バルト海の港や他の主要な輸送ハブに近い利点がある。また、KAは、ブジェシチ・クヤフスキに2018年から事業基盤を持っている。
KAは、同社の成長戦略の一環として、欧州のFCS事業を今後5年間で75%拡大する計画を打ち出している。新工場の建設はこの取り組みの一部に位置づけられる。