フォード、英国で「Eトランジット」ベースの燃料電池車の研究プロジェクト実施

米自動車大手のフォードは英国で、同社の商用バンの電気自動車「Eトランジット」を燃料電池車に改造したプロトタイプを使用した共同研究プロジェクトを実施している。8台のプロトタイプを使用して2025年までの3年間のプロジェクト期間中に、それぞれ6カ月の実証試験を行う計画。

「Eトランジット」の燃料電池車への改造では、フォードの商用車サービス部門「Ford Pro」や英ダントンにあるフォードの技術センターの「Eトランジット」の専門家などが協力した。また、実証試験を通して、安全性、総保有コスト(TCO)、航続距離や稼働時間、水素充填インフラなどの実用性、使用済み部品のリサイクルなどについてデータや知見を集める計画。

プロジェクトには、フォード、Ocado Retail、BP、Cambustion、Viritech、Cygnet Texkimpの計6社が参加。低炭素技術の研究開発を支援する非営利組織「先進推進技術センター(APC)」が部分的に資金支援している。

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