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2010/1/15

企業情報 - 自動車メーカー

オペル、ボーフム工場で新型「ザフィーラ」生産か

この記事の要約

存続の危機に立たされていた独オペルのボーフム工場で、2011年から新型「ザフィーラ」が生産されるもようだ。ボーフム工場の従業員代表であるライナー・アイネンケル事業所委員長が独dpa通信に対し、親会社である米ゼネラルモータ […]

存続の危機に立たされていた独オペルのボーフム工場で、2011年から新型「ザフィーラ」が生産されるもようだ。ボーフム工場の従業員代表であるライナー・アイネンケル事業所委員長が独dpa通信に対し、親会社である米ゼネラルモーターズ(GM)の欧州統括会社、GM Europeのニック・ライリー社長から同工場で新型「ザフィーラ」を生産する旨の確約を取り付けたと発言、生産開始に向けた準備を開始することを明らかにした。

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アイネンケル事業所委員長によると、生産規模は年19万台の予定で、ラインの切り替えは今年夏の4週間の稼働停止期間中に実施するとしている。

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オペルのボーフム工場では「アストラ」「ザフィーラ」および車軸やエンジンなどの部品を生産しており、09年は計14万台を生産した。生産設備の老朽化が進んでおり、工場閉鎖やリストラ計画が持ち上がると真っ先にやり玉に挙がる工場となっている。GM Europeのライリー社長は昨年11月、欧州で9,000人を削減する計画を発表した際、閉鎖を予定していたボーフム工場を存続させる代わりに従業員5,900人の約3分の1に当たる1,800~2,000人を削減する意向を示した。

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