欧州自動車工業会(ACEA)が26日発表した2009年通期の商用車新車登録は170万6,996台となり、前年に比べ32.4%減少した。西欧18カ国の29.6%減に対し、中東欧の欧州連合(EU)新規加盟国は52.9%減と大きく落ち込んだ。(6~10ページのグラフ参照)
\通期の販売をカテゴリー別にみると、3.5トンまでの小型トラックは30.3%減の142万1,770台に後退。西欧は27.9%減の130万7,739台、中東欧は49.7%減の11万4,031台に半減した。
\3.5トン超の中・大型トラックは43.8%減の24万5,915台。西欧は40.2%減、中東欧は63.6%減といずれも大きく減少した。16トン以上の大型トラックに限定してみると、落ち込みはさらに厳しく、西欧は44.2%減、中東欧は68.2%減となった。
\バスは全体で19.5%減の3万9,311台に後退。西欧は11.8%減と比較的小幅の落ち込みにとどまったのに対し、中東欧は54.6%減と大きく後退した。
\ \■ 2009年12月は10.6%減
\ \12月単月の商用車新車登録は14万6,516台となり、前年同月を10.6%下回ったものの、通期に比べると減少幅は小さかった。ほとんどの国で前年同月を下回ったが、西欧の主要市場ではフランス(9.7%増)とスペイン(13.4%増)がプラスを確保。中東欧ではルーマニアが20.6%増となった。
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