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2010/1/29

企業情報 - 自動車メーカー

フィアット、2009年通期は16%減収

この記事の要約

伊自動車大手のフィアットが25日発表した2009年通期決算の売上高は約501億ユーロとなり、前年を15.9%下回った。自動車部門が僅かな減収にとどまった一方、商用車と農機・建機部門が大幅に落ち込んだ。最終損益は8億4,8 […]

伊自動車大手のフィアットが25日発表した2009年通期決算の売上高は約501億ユーロとなり、前年を15.9%下回った。自動車部門が僅かな減収にとどまった一方、商用車と農機・建機部門が大幅に落ち込んだ。最終損益は8億4,800万ユーロの赤字だった。

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部門別の売上高を見ると、商用車部門(イベコ)は景気低迷による販売不振が響き、前年比34.1%減の71億8,300万ユーロに落ち込んだ。農機・建機部門(CNH)も101億700万ユーロと20.9%の大幅な減収となった。一方、自動車部門は新車への買い替え奨励制度が販売の追い風となり、283億5,000万ユーロと前年比3.5%の減収にとどまった。

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セルジオ・マルキオーネ最高経営責任者(CEO)は今年について、欧州諸国が新車購入助成制度を継続すれば、売上高で3~6%増の約560億ユーロ、最終利益で2億~3億ユーロを確保できるとの見通しを示した。ただし、助成制度がなくても最終損益で黒字転換できると強調した。

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独経済紙『ハンデルスブラット』によると、業界アナリストの間では、フィアットが2010年に新モデルを投入する計画がないことなどから、助成制度の恩恵がなければ好業績の確保は難しいとの見方が強いようだ。

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