スウェーデンの自動車安全システム大手オートリブは22日、1,000万米ドルを投じて筑波事業所(茨城県かすみがうら市)を拡張すると発表した。藤沢事業所で行っているシートベルトの開発・生産を移管するため。
\筑波事業所にはエアバッグ工場とテクニカルセンターがある。拡張工事は今年9月までに完了し、事業所の面積は7,400平方メートル増えて2万平方メートルとなる。カールソン最高経営責任者(CEO)は、藤沢のシートベルト事業を筑波に移管することで、「日本におけるエアバッグとシートベルト事業を統合し、国際競争力を高めるだけでなく、顧客によりハイレベルなサービスが提供できるようになる」とコメントした。
\オートリブは日本国内に8カ所の拠点を構え、従業員は1,600人。エアバッグ、シートベルト、ステアリングホイール、セーフティ・エレクトロニクスの開発・生産を手がけている。日本の顧客は同社の売上高の22%を占める。
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