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2010/1/29

企業情報 - 部品メーカー

マグナ、独ゲトラク買収に向け交渉=独紙

この記事の要約

カナダ自動車部品大手のマグナ・インターナショナルが独変速機メーカー、ゲトラクの買収に向け交渉しているもようだ。22日付の独日刊紙『フランクフルター・アルゲマイネ』(電子版)が両社の関係筋から得た情報として報じた。交渉は初 […]

カナダ自動車部品大手のマグナ・インターナショナルが独変速機メーカー、ゲトラクの買収に向け交渉しているもようだ。22日付の独日刊紙『フランクフルター・アルゲマイネ』(電子版)が両社の関係筋から得た情報として報じた。交渉は初期の段階にあり、資本参加にとどまる可能性もあるという。

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ゲトラクは燃費効率の高いデュアルクラッチトランスミッションなどを製造している。独紙によると、同社は世界的な景気後退を受けて取引先の自動車メーカーが大幅な減産を実施したことから受注が急減、財務内容が悪化している。米自動車大手クライスラーとの大型プロジェクトが暗礁に乗り上げたことも打撃となった。

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マグナはゲトラクの買収により、技術力を高めるとともに、米国事業の強化を見込んでいる。ゲトラクはクライスラーと米インディアナ州のティプトンに合弁工場を建設することで合意。2009年の操業開始に向けて準備を進めてきたが、クライスラーから合弁事業の解消を通告された。マグナは売上高の約5割をクライスラーとGMとの取引が占めるとされており、米国工場の確保は今後の事業展開に有利になるとみられる。

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マグナはドイツではゲトラクのほか、経営破たんした独カルマンのルーフシステム事業の買収にも名乗りを上げている。

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ゲトラクは1935年設立の同族企業で、従業員数は約1万3,000人。2008年はトランスミッションを324万基、車軸を128万ユニット生産した。売上高は25億4,000万ユーロだった。

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