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2010/3/12

一般・技術・その他 (旧)

露鉄鋼最大手セベルスタリ、10-12月期EBITDAは前年同期比倍増

この記事の要約

ロシアの鉄鋼最大手セベルスタリが9日発表した2009年10-12月期決算は、利払い・税・償却前利益(EBITDA)が前年同期から2.1倍増に拡大し、6億3,000万米ドルになった。生産拡大に加え、コスト削減も寄与した。た […]

ロシアの鉄鋼最大手セベルスタリが9日発表した2009年10-12月期決算は、利払い・税・償却前利益(EBITDA)が前年同期から2.1倍増に拡大し、6億3,000万米ドルになった。生産拡大に加え、コスト削減も寄与した。ただ、税負担や為替が対米ドルでルーブル高に動いたことから最終損益の黒字転換はならず、1億6,200万ドルの赤字となった。売上高は2.5%減の39億2,000万ドルだった。

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地域別では、ロシア製鉄部門が稼働率で95%以上に回復、EBITDAマージンも28.4%に達するなど好調。これまで赤字を続けていたイタリア製鉄子会社ルッキーニも生産量が前期比で45%増加、EBITDAで900万ドルの黒字を計上した。一方、米国はいまだ販売が振るわず、EBITDAで4,500万ドルの赤字となった。

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同社は2010年、ロシアの資源、建設セクターを中心に鉄鋼需要が強まるとみて、ロシア事業の稼働率を100%に引き上げる考え。米国では、子会社WCIスチールがWarrenに保有する熱間圧延施設を3月末にも再稼働させることで、利益率の改善が見込めるという。

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2009年通期決算は、EBITDAが前年比84.2%減の8億4,400万ドル、売上高が41.7%減の130億5,400万ドル。最終損益は前年の20億2,900万ドルの黒字から10億3,700万ドルの赤字に転落した。

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