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2010/3/19

一般・技術・その他 (旧)

独シクスト、09年は大幅減益

この記事の要約

独レンタカー最大手のシクストが11日発表した2009年通期決算(速報値)の最終利益は1,040万ユーロとなり、前年(6,140万ユーロ)の5分の1以下に激減した。景気悪化により需要が低迷したことが響いた。営業利益(EBI […]

独レンタカー最大手のシクストが11日発表した2009年通期決算(速報値)の最終利益は1,040万ユーロとなり、前年(6,140万ユーロ)の5分の1以下に激減した。景気悪化により需要が低迷したことが響いた。営業利益(EBIT)は56.7%減の6,700万ユーロ、売上高(リース車両払い下げ含む)も7.4%減の16億150万ユーロに落ち込んだ。

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主力のレンタカー事業の売上高は13.1%減の9億6,180万ユーロだった。当該売上高が3.9%減の7億5,800万ユーロと比較的小幅の減少にとどまった一方、保有車両縮小による影響でメーカーからの奨励金収入が36%減の2億380万ユーロに落ち込み、足を引っ張った。地域別では、国内が比較的堅調だったものの、国外事業がやや不振だった。当該売上高に占める国外事業の割合は1.9ポイント減の26.7%に後退した。

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リース事業の売上高も4.1%減の6億3,480万ユーロに低迷した。内訳はリース収入が3.2%減の4億650万ユーロ、リース車両払い下げによる収入が5.7%減の2億2,830万ユーロだった。

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当期見通しについてシクストは、景気の先行き不透明感から主力の欧州市場で低迷が続くとして、減収を見込む。ただ、需要減を受けたコスト削減策によって税引き前利益(EBT)では大幅な改善が見込める、としている。

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