シャープは欧州市場で自動車向けのディスプレーやカメラなどの販売を本格化するもようだ。複数の自動車メーカーと交渉中で、来年にも大型契約を獲得できる見通しという。同社の欧州法人シャープ・エレクトロニクス・ヨーロッパ(ハンブルク)のハラルド・ピーチュマン氏(開発担当)が6日付の独業界紙『オートモビルボッヘ』に明らかにした。
\同紙によると、シャープはすでに日本や米国市場で自動車向けのカメラやディスプレーで事業基盤を築いており、今後は欧州市場にも販売路を広げる計画。
\同市場では今後、小型車にもナビゲーションシステムやバックモニターの装備が進むとの見通しから、潜在需要は高いと見込んでいる。また、ソーラーパネル付きのスライドルーフやLED照明、空調システムについても需要があると予想している。
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