ハンガリーの主要バスメーカーが共同開発した新型バスが14日、報道陣に公開された。価格は西欧の競合メーカーのバスより3~4割安く設定され、低価格を武器に受注獲得を狙う。
\ラーバ、イカルス、Auto Rad Controlle (ARC)の3社が共同開発した新型バスは、長距離バスの「E127」(定員91~95人)と「E134」(同106~110人)、都市バス「V134」(106~110人)、連結バス「V187」(166~176人)の4種。ステンレス製の車体に欧州連合(EU)の排ガス基準「ユーロ5」に対応したエンジンを搭載し、Wi-Fiによるネット接続やGPSによる情報サービス機能も備えている。価格は「E127」「E134」「V134」が17万~19万ユーロ、「V187」が26万~30万ユーロと、西欧の競合メーカー製のバスより30~40%安いが、中国メーカーのバスより20~30%高いという。3社は、4車種合わせて年間300~500台を生産する予定。
\新型バスは、ブダペスト交通会社(BKV)とコーチバス運営会社Volanの路線で近く試験走行を開始する。
\