仏自動車部品大手のフォルシアが19日発表した2010年1-3月期決算は、売上高が前年同期比59.5%増の32億200万ユーロに拡大した。そのうち昨年買収した自動車用排ガス制御システム大手の米エムコン・テクノロジー(旧アービン・インダストリーズ)の売上高が5億3,300万ユーロを占めた。エムコンを除いた増収幅は32.2%だった。
\売上高を地域別で見ると、主力の欧州で前年同期比31.1%増の17億6,600万ユーロ、北米が68.3%増の4億2,200万ユーロ、南米が40.0%増の1億1,100万ユーロ、アジアが91.6%増の1億9,300万ユーロといずれも大幅増収となった。
\製品別売上高は、自動車用シートが36.7%増の10億6,200万ユーロ、内装品が46.3%増の6億7,000万ユーロ、エギゾースト・システムが46.1%増の5億6,300万ユーロ、エクステリアが32.9%増の2億3,900万ユーロにそれぞれ拡大した。
\同社は自動車市場の回復に伴い4-6月期も販売の好調が見込まれるとして、10年上半期の売上見通しを従来の前年同期比15%増から28~30%増に上方修正した。
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