スウェーデンの自動車安全システム大手オートリブが4月27日発表した2010年1-3月期決算は、営業利益が1億9,540万米ドルと四半期ベースで過去最高となった。世界的な新車販売の回復が追い風となり、前年同期の8,870万ドルの赤字から黒字に復帰した。
\売上高は前年同期比86%増の17億2,100万ドル。地域別で見ると、主力の欧州が46%増の7億3,000万ドル、北米が138%増の4億8,600万ドル、日本が128%増の1億9,300万ドル、その他の地域は124%増の3億1,200万ドルとすべての地域で大幅回復した。製品別では、エアバッグ(ステアリング・ホイール、電子制御ユニットを含む)が95%増の11億4,600万ドル、シートベルト(シートサブシステムを含む)が69%増の5億7,500万ドルにそれぞれ拡大した。
\オートリブは今後の見通しについて、自動車生産の復調と為替効果により4-6月期も前年同期比40%増、10年通期では前年比30%の増収を見込んでいる。
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