仏自動車大手のプジョーはこのほど、フリート顧客(車両を一括購入する法人)を対象に「プジョー・プロフェッショナル」サービスを開始した。専門スタッフを配置して相談に応じるほか、商用車のみを展示するショールームとフリート顧客専用の受付を設け、個別の対応を充実させた。また、一部の店舗では十分な数・種類の代替車両も用意し、顧客の車が故障した際にすぐに対応できるようにしている。
\新サービスの狙いは、買い替え奨励金制度の終了で個人向け乗用車の需要が低迷するなか、フリート向けサービスを強化することで法人顧客を取り込むことだ。同サービスはドイツ、英国、イタリアなどで導入している。ドイツでは今年1月にスタート、販売・サービス拠点の3分の1(約100店)で実施している。
\プジョー独法人の販売責任者であるシュテファン・モルダーナー氏はフリート顧客向けサービスを強化する重要な理由として、フリート顧客は個人で使用する自家用車を注文することが多いことを挙げた。
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