独技術開発サービス会社のベルトラント・グループが11日発表した2010年3月中間決算の営業利益(EBITベース)は2,000万ユーロとなり、前年同期から2.5%増加した。自動車市場が回復していることが追い風となった。売上高は7.2%減の1億9,500万ユーロに後退したものの、第2四半期(10年1-3月)だけをみると売上高は前年同期比6.7%増の1億400万ユーロになるなど、回復基調にある。
\ベルトラントは業績悪化を受けて投資を圧縮したほか、09年3月に世界全体で5,824人だった従業員を半年で393人削減した。その後、受注が再び回復に転じたことから、今年3月末までに新たに318人を採用し、5,749人とした。また、従業員の時短措置も段階的に解除している。
\ベルトラントのビヒラー社長は、厳しい経営環境の中で健闘したとし、中間決算に満足感を示した。
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