独自動車・産業用フィルター大手のマン・ウント・フンメルが21日発表した2009年通期決算の売上高は前年比8.4%減の16億7,000万ユーロに後退した。最終損失は530万ユーロとなり、前年の3,100万ユーロの黒字から赤字に転落。営業利益も42%減の2,300万ユーロに後退した。
\世界的な景気低迷による自動車および機械業界の低迷が大幅な減収減益の主因。同社では大幅なコスト削減によりかろうじて営業黒字を確保した。
\需要低迷を受けて同社は、投資を当初計画より33%少ない6,300万ユーロに削減したほか、米国工場を閉鎖。グループの従業員数は1万2,403人から1万1,787人に減少した。さらに、2012年末までにルードビヒスブルクの拠点で330人を削減し、4,000万ユーロのコストを削減する計画だ。
\2008年に売上高で20億ユーロの達成を目指していたが、同目標は2013年に先送りした。
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