独半導体大手インフィニオンのペーター・バウアー社長は20日シュツットガルトで開かれた経済記者クラブで、電気自動車の普及により自動車関連の売上高が2倍に拡大するとの見通しを明らかにした。
\同社長によると、乗用車には平均200~300米ドル(約160~250ユーロ)の半導体が使われている。電気自動車ではその約2倍、ハイブリッドカーでは50%増の半導体が必要になるため、同社の売上高も比例して伸びると見込んでいる。インフィニオンは自動車用の半導体市場では世界最大手で約10%のシェアを持つ。
\同社長によると、自動車用半導体市場は年率約10%の勢いで伸びている。同社は市場平均を上回る2ケタ台の成長を見込む。
\同社は売上高の約30%を自動車関連が占める。2009年通期(9月末決算)は前年比40%の増収(前年:約30億ユーロ)を見込んでいる。
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