仏自動車大手のルノーは、パネルバン「トラフィック」の生産を日産の英国工場からフランスのサンドヴィル工場に移管することを計画しているもようだ。5月29日付の仏『フィガロ(Le Figaro)』紙が政府筋から得た情報として報じた。
\「トラフィック」はルノー、日産、独オペルの共同開発車で、オペルからは「ヴィヴァロ」として販売されている。ルノーは日産のスペイン・バルセロナ工場と英ルートン工場で生産されているトラフィックに加え、ルートン工場で生産しているヴィヴァロもサンドヴィル工場に移管する方向という。
\ルノーに約15%資本参加しているフランス政府は、ルノーに対し、国内工場の稼働率を引き上げるよう圧力を強めている。これを受けてルノーは「クリオ」の生産を国外工場に移管する計画を見直したほか、電気自動車の国内生産を決めている。
\サンドヴィル工場では現在、ルノー「エスペース」や「ラグーナ」が生産されている。
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