独自動車部品メーカー大手フロイデンベルクのアジア事業が好調だ。同社と印シグマ、NOK(東京)との合弁会社であるシグマ・フロイデンベルクNOK(パンジャブ州モハリ)の09年売上高は前年比で2ケタ台の伸びを記録。インドのリップパッキンや防振部品市場でトップのシェアを確保したという。独業界紙『アウトモビールボッヘ』(オンライン版)が報じた。
\中国事業も好調に推移しており、パッキング・防振部品部門(FDS)を統括するクラウス・メーレンカンプ氏は「アジア市場の好調で、欧州の売上低迷をかなり相殺できる」と話す。
\フロイデンベルクの09年グループ売上高は17.6%減の42億ユーロに後退。売り上げの約4割を占める自動車部品事業はとくに落ち込みが大きく、21%減の22億ユーロに縮小した。
\フロイデンベルクは、「今後も高い成長が見込める」として、アジアへの投資を強化する方針だ。インドには昨年だけでも3,000万ユーロを投資したほか、今年は低価格車向け製品を開発するデザインセンターの開設を計画している。
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