ドイツのケルンで6月30日、ラインラント地域の新素材研究ネットワーク「Netzwerk Innovative Werkstoffe」が発足した。同地域のメーカーや研究機関の協力を促し競争力を高めることが目的。2011年にはケルンで軽量・新素材をテーマとする見本市と業界会議を開催する計画。同クラスターはノルトライン・ヴェストファーレン州のナノテク・マイクロシステム・新素材技術のクラスター「NanoMikro+Werkstoffe.NRW(NMW.NRW)」の下部組織に位置づけられる。
\同ネットワークはケルン見本市の運営会社や商工会議所、経済支援を目的とした公的機関などの主導により発足した。地域の関連企業や研究機関の相互協力やコミュニケーションを促し、競争力を強化する狙いがある。
\独業界紙『オートモビルボッヘ』によると、ノルトライン・ヴェストファーレン州には、新素材研究に携わる大学が22校、同分野を専門とする教授は122人いる。また、素材メーカーは500社、素材メーカーの取引先は約6,000社に上り、売上高は年2,000億ユーロ、業界就業者数は70万人を超える。
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