欧州自動車最大手の独フォルクスワーゲン(VW)は6日、メキシコのプエブラ工場に新たな生産棟を増設した。これにより、同工場の生産能力は52万5,000台に拡大する。新生産ラインでは新型「ジェッタ」を組み立てる。
\今回の投資は北米事業の拡大に向けた長期戦略の一環。VWは米国市場の販売規模を2018年までに100万台に引き上げる計画だ。
\メキシコには今後3年間で最大10億米ドルを投資する方針。大部分は新型「ビートル」の生産ラインの整備に充てる。同モデルは2011年に発売する予定。
\VWは新エンジン工場の建設も検討している。2013年からプエブラ工場と米テネシー州のチャタヌ―ガ工場に新型エンジンを供給する計画。建設地は検討中だが、メキシコも候補に入っているという。
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