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2010/7/30

一般・技術・その他 (旧)

ブレーマーハーフェン港、輸出ブームで自動車積込作業追いつかず

この記事の要約

アジアやアメリカを中心にドイツ車の需要が高まるなか、自動車輸出入ターミナル港であるブレーマーハーフェンで一時、積込作業が追いつかない状態になった。同港で自動車ターミナル施設を運営するBLGロジスティクスグループによると、 […]

アジアやアメリカを中心にドイツ車の需要が高まるなか、自動車輸出入ターミナル港であるブレーマーハーフェンで一時、積込作業が追いつかない状態になった。同港で自動車ターミナル施設を運営するBLGロジスティクスグループによると、メーカーが工場の夏休み前に臨時シフトを組んで一斉に増産したため、輸出向け出荷台数が急増。さらに港湾従業員の多くが夏季休暇に入ったことなどが重なり、積込作業が追いつかなくなった。

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BLGによると、出荷ラッシュのピークだった7月中旬には、搬入待ちの自動車専用船が週平均9隻に達するなど、ほとんどマヒ状態に陥っていた。

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通常、週平均25隻の自動車専用船が入港するが、ピーク時には45隻が入ってきた。このため、BLGでは、人材サービス会社を通して270人のドライバーを臨時雇用し、スピード研修を行った後にすぐに現場に投入した。この措置が奏功し、ブレーマーハーフェン港のマヒは10日間ほどで解消したという。

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BLGによると、夏休み明け後も高い水準で輸出出荷が続く見通し。ただ、7月のようなパニックにはならないとみている。

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