チェコのシュコダ自動車が7月29日発表した2010年上半期決算は、営業利益が前年同期比40.6%増の59億コルナに拡大した。中国での販売拡大やコスト削減が奏功した。売上高は同22.3%増の1,097億コルナだった。
\1-6月期の販売は29万8,200台で、前年同期から13.6%増加。中国での販売は82.3%増の8万4,100台と大きく伸びた。ドイツを除いた西欧諸国向けも34.5%増の11万7,300万台と好調。チェコ国内も16.6%増の3万400台に拡大した。一方、新車買い替え奨励金制度が終了したドイツでは33.8%減の5万8,000万台に激減した。
\車種別の販売伸び率は小型SUVの「イエティ」が500%以上、アッパーミドルクラスの「スペルブ」が150%と急伸。主力の「オクタビア」も20%増の伸びを示した。
\シュコダ自のラインハルト・ユング社長は下半期について、「各国の新車買い替え奨励金制度が打ち切られるうえ、市場の先行きが不透明」として、成長が減速するとの見通しを示した。(1CZK=4.58JPY)
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