仏自動車部品大手のヴァレオは7月26日、メキシコ中部のサン・ルイ・ポトシの新工場でトルクコンバーターの量産を開始したと発表した。メキシコ工場の開設により、北米市場での受注拡大が期待できるとしている。
\新工場の延床面積は2万1,000平方メートル。米フォード・モーターの人気トラック「Fシリーズ・スーバー・デューティー」に搭載する新型6速オートマチック・トランスミッションと、ゼネラルモーターズ(GM)の乗用車に搭載する新型6速前輪ドライブ・トランスミッション向けのトルクコンバーターを生産する。
\ヴァレオのトルクコンバーターは円滑なシフトと低振動、低騒音を実現する一方で、燃費改善と二酸化炭素(CO2)削減に貢献するという。
\サン・ルイ・ポトシの工場は、ヴァレオにとって日本の厚木、韓国・ソンジュ、中国・南京に次いで4カ所目のトルクコンバーター生産拠点となる。
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