スウェーデンの自動車安全システム大手オートリブが7月23日発表した2010年4-6月期連結決算は、最終利益が1億4,650万米ドルとなり、前年同期の2,050万ドルの赤字から黒字に復帰した。世界的な自動車販売の回復が追い風となり、営業利益も前年同期の1,230万ドルの赤字から2億2,910万ドルの黒字に転換した。
\売上高は前年同期比51%増の18億200万ドル。地域別で見ると、主力の欧州が9%増の6億9,400万ドル、北米が103%増の5億1,900万ドル、日本が85%増の1億7,800万ドル、その他の地域も103%増の4億1,100万ドルと好調だった。製品別では、エアバッグ(ステアリング・ホイール、電子制御ユニットを含む)が60%増の12億700万ドル、シートベルト(シートサブシステムを含む)は36%増の5億9,500万ドルだった。
\同社は10年通期の見通しについて、自動車生産の好調と買収効果などにより、売上高で前期比35%増、売上高営業利益率も11%以上を見込めるとしている。
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