ルーマニア内務省の運転免許証・車両登録課(DRPCIV)が先ごろ発表した2010年7月の新車登録台数は、前年同月を4.1%下回る1万1,899台だった。このうち乗用車は2.2%減の1万381台で、今年で最も小さい減少幅となった。また、好調だった6月の1万285台(前年同月比12%増)を1%上回り、自動車市場回復の兆しが徐々に強まってきた。ただ、1-7月累計の登録台数は4万7,017台で、前年同期比36%減と大きく落ち込んでいる。
\ブランド別の登録台数は、首位が国内メーカーのダチアの3,864台で、前年同月を7.4%下回った。2位シュコダは27.3 %増の1,074台、3位ルノーは12%増の870台。7月末時点の市場シェアはダチアが33.1%で、1年前から2.1ポイント拡大した。シュコダは7.3%から9%に拡大して2位に躍進し、ルノーは8.5%を確保して3位につけた。
\ルーマニア自動車製造者輸入者協会(AIPA)が発表した1-7月の自動車生産台数は前年比24.7%増の21万9,656台に増加した。内訳は、ルノー子会社のダチアが21万5,463台、フォード・ルーマニアが4,178台、商用車メーカーのロマン・ブラショフが15台だった。輸出台数は、国内生産の89%に当たる19万4,523台。
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