独自動車用樹脂部品メーカーのミンダ・シェンク・プラスチック・ソリューション(エスリンゲン)は、将来の技術トレンドを捉えた製品開発に取り組んでいる。リクライニングスイッチやオーディオコントローラーを組み込んだリアアームレストなど、さまざまな機能を統合した内装カバー部品が主流となるなか、同社はこうした市場のトレンドをいち早く製品開発に活かしているという。独自動車業界誌『automobil industrie』(オンライン版)が報じた。
\ミンダ・シェンクはトレンドを先取りする新たな製品の開発に向け、自社技術を補完・拡充する企業の買収に積極的だ。自動車向け換気ファンを製造するALUオートモーティブを09年11月に買収したのに続き、今年初めにはポーランドの樹脂成形・加工会社テクトロ・ポルスカを、5月には独AKSysのケンゲン工場を買収した。同社はこれらの買収によって、従来の樹脂射出部品にとどまらず、SMC成形やガラス繊維強化熱可塑性樹脂(GRTP)、長ガラス繊維強化熱可塑性樹脂(LFRT)部品など製品ポートフォリオを拡充している。
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