ドイツのフランクフルトで14日、世界最大の国際自動車部品見本市「Automechanika」が開幕した。今年は世界76カ国から4,486社が出展、前回(2008年)を15社上回った。19日の閉幕までに約15万人の来場が見込まれている。
\同見本市は隔年の開催で、今年はエレクトロモビリティーをテーマとした講演やパネルディスカッションが予定されている。
\独自動車販売中央連盟(ZDK)のラーデマッハー会長はドイツ市場の動向について、「今年は中古車市場がやや上向いており、修理工場の事業も安定している」とコメント。今年はディーラーや修理工場の倒産が相次ぐとの予想もあったが現実とはならなかったと説明。ただ、利益率の低迷が続いており、昨年は平均1%強にとどまったとし、販売業界の経営環境は依然厳しいとの認識を示した。今年の新車市場については、270万~280万台を予想。将来、ドイツの新車市場は約300万台、中古車市場は約600万台で推移するとの見通しを示した。
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